デザインに興味を持ち始めると、必ずと言っていいほど出てくるのが「アートとデザインってどう違うの?」という疑問。
どちらも“美しさ”を感じるものだけど、なんとなく違う気がする。でも、その“なんとなく”をうまく言葉にできない・・・。
今回は、そんなモヤモヤをスッキリさせる「アートとデザインの違い」について、やさしく解説していきます。
アートとは?
アートは、「表現したい気持ち」や「自分の内側」をカタチにするもの。
正解も不正解もなく、見る人の受け取り方も自由です。
例:絵画・彫刻・現代アート・インスタレーション・パフォーマンス etc.
アーティストは、自分の思いや感情、メッセージを作品に込めます。それを見た人が「美しい」「不思議」「なんだか心に残る」と感じれば、それでOK。“何かを伝える”というより、“自分を解放する”ことがアートの本質です。
デザインとは?
一方でデザインは、「伝えたい相手」がいて、「伝えたい内容」があるもの。
「目的」があり、「問題を解決する手段」としての側面が強いのが特徴です。
例:広告・ポスター・WEBサイト・UI設計・パッケージデザイン etc.
たとえば、イベントのチラシをつくるとき。「誰に何を伝えたいか」「どんな行動を起こしてほしいか」を考えながら、伝わりやすく、見やすく、魅力的に整えるのがデザインの仕事です。
アートもデザインも、重なるところがある
とはいえ、アートとデザインはきっちり線引きできるものではありません。
「アートっぽいデザイン」もあれば、「デザインの中にアートの心を感じる」作品もあります。大切なのは、「今、自分は何をしたいのか」「誰に届けたいのか」その目的を意識すること。その軸があると、アートもデザインも、もっと自由に楽しめるようになります。
表現の世界は、“どっちもあり”
アートとデザイン、どちらが正しい・すごいという話ではありません。「表現」にはいろんな形があっていい。どちらにも学びがあり、どちらも人生を豊かにしてくれます。
デザインを楽しむ人も、アートに夢中な人も——ZENキューブは、あなたの「表現したい気持ち」を応援しています。